例によって、iPhone 15は改良されたカメラとアップグレードされたCPUパワーを備えて登場したが、充電とデータ転送用のUSB-Cポートを採用するという大きな変更がある。昨年、EUが、すべてのモバイル機器が一般的なUSB-C充電器に対応することを義務つける法律を通過させたことで、アップルはLightningポートを捨てざるを得なかった。
アップルは、Apple Watchの2つの新モデルも発表した。同社初のカーボンニュートラル製品となるApple Watch Series 9およびApple Watch Ultra 2だ。サステナビリティ(持続可能性)は今回のイベントにおいて中心テーマの1つだったが、アップルはバッテリー内のコバルトをはじめとするリサイクル材料使用の増加や、エネルギー効率の高い製造方法と輸送方法を利用してApple Watch Series 9を生産したことを詳しく説明した。これは2030年までにカーボンニュートラルを達成するという同社の目標への先駆けとなる。
デザインと外観の変更においてはあまり目立ったものはなく、シリーズの基本となるiPhone 15と15 Plusはのスクリーンサイズは以前と同じ6.1インチと6.7インチだが、15 ProとPro Maxはベゼルが従来のモデルと比べて狭くなったことで、表示部分がやや大きくなったという。
iPhone 15シリーズ
iPhone Proシリーズのフレームは、ステンレスに代わって航空宇宙産業レベルのチタンを初めて採用し、これまで販売されてきたProの中で最も軽量になっている。