「TikTokは音楽を探す際にまず用いられるプラットフォームになった」と話すのはTikTokの北米アーティスト部門を担当するレイチェル・ダンハムだ。アーティストに焦点を当てた新しい取り組みでは、TikTokですでにファンを抱えるアーティストをサポートしているという。
TikTokは今夏「Elevate」という革新的なプログラムの立ち上げを発表した。衆目にさらされさえすれば世界的にヒットすること間違いなしというような音楽の才能がある人材を発掘し、育成することを目的としたプログラムだ。
Elevateの第1期生のアーティストには、チンチラ、サム・バーバー、オマール・コーツ、イザベル・ラ・ロサ、カリイ、ル・カラなどがおり、多種多様な新星たちが世界中から集まっている。中には、映画『バービー』のサウンドトラックに起用されたル・カラのように、すでに注目され、チャート入りへと着実に歩んでいるように見えるアーティストもいる。一方で、活動を本格化させたばかりというアーティストもいる。
だが、これらのミュージシャンが選ばれたのはなぜなのか。ダンハムは「かなり没頭し夢中になっているアーティストを探していた」と説明。優れていたりファンがいたりするだけでは十分ではなく、TikTokとTikTokが提供するもの、そして今後リリースされる新機能を試すことに興味があるアーティストを求めていた。
中でもチンチラというアーティストはその要件を完璧に満たしている。「率直にいうと、TikTokは私の人生を変えるプラットフォームを与えてくれた」とチンチラは電子メールで語った。TikTokと関わりや、どのようにTikTokを活用したかについては「長い間かなり一生懸命にやってきたので、その努力がようやく報われてうれしい。自分で運を引き寄せ、適切な時に適切な場所にいるようにすることがある程度重要なのだと思う」とコメントした。