今回のキーノートでは、主にiPhone 15シリーズが取り上げられるだろう。また、ケースにUSB-Cコネクタを搭載したAirPods Proについても触れられる可能性がある。
そしてApple Watchだ。Apple Watchシリーズ9は、これまでどおり42mmと45mmの2つのサイズが用意され、さらに第2世代のApple Watch Ultraが、おそらく新しくエキサイティングなカラーケースで登場することが予想される。そしておそらく米国時間9月22日に発売されると思われる。
予想では、シリーズ9のデザインはシリーズ8から変わらないが(そのシリーズ8自身もシリーズ7と同じような見かけだった)、もしかしたら新しいカラーが登場するかもしれない。つまり、変化はすべて内部的なものだ。プロセッサーが大幅に高速化されることはすでに約束されているが、内部のアップグレードの全容はそれだけではなさそうだ。
Bloombergの新たなレポートで、マーク・ガーマンが新ウォッチの特徴について明らかにした。彼は、性能向上に関する以前の噂を裏づけるかたちで「Apple Watchの今年の主要な焦点は、処理速度の大幅な向上です」とコメントしている。これはシリーズ6以降において最大の進化だとされる。
高性能化により、昨年導入された温度センサーの利用方法がさらに広がる可能性がある。
しかし、ガーマンは「アップルの光学式心拍センサーの新バージョン」が登場するとも主張する。これは第4世代のセンサーとなる。Apple Watch SEには第2世代の光学式心拍センサーが、シリーズ8には第3世代のセンサーが搭載されている。しかし、そのアップグレードは近いようだ。
新しいセンサーが何を可能にするかについての詳細は不明だが、より高い精度が最優先事項となるだろう。
もう1つ予想される新しいセンサーは、新型iPhoneにも搭載されると思われる超広帯域チップU2だ。このチップは「探す」機能の向上に役立つと考えられる。
ガーマンはまた、Apple Watchの製造方法にも変更があり、一部のステンレス製モデルは3Dプリンターで製造されると語っている。これは本当に驚異的だ。だが、現在のところすべてのステンレス製モデルがそうなるわけではない。
最後に、アップルがおそらくiPhoneのレザーケースから撤退するように、Apple Watchのレザーバンドも廃止される可能性があるとガーマンは主張する。また、ステンレス製のリンクブレスレットも廃止の方向であるかもしれない。これらは、Apple Watchにとって今年は、ささやかながらも重要な変化の年になることを示している。
(forbes.com 原文)