情熱がありチャーミング。無理と思える難題も一緒に解決できる仕事仲間&ママ友です。
永山祐子(建築家・永山祐子建築設計代表):豊島横尾館を設計したご縁で横尾展に伺いました。初対面のときは、ハイブランドを率いる社長さんということで少し構えていましたが、横尾さんデザインの大きな口が描かれたマスク姿で純さんが「どうも~!」と朗らかに登場されて。そのチャーミングな雰囲気に波長が合うなと直感しました。一昨年のドバイ万博で日本館を設計する際に、私たちが掲げたコンセプトのひとつが「リユース」でした。リサイクルも大切ですが、結局は長く愛される、愛着をもてるものをつくることが、究極のサステナビリティにつながります。大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンでは、ドバイから運んできた日本館の資材を再構築しますが、このプロジェクトを実現するにはさまざまな課題が山積みでした。
でも純さんは「やりましょう」と言ってくれただけでなく、ご自身で交渉などにもガンガン動いてくださって。その思いを実現する力や、人間らしくてフラットな姿勢に、私も刺激を受けました。オンラインの打ち合わせでは、乱入してくる子どもたちを「ちょっとママ借りるね~」とお互いなだめることも。ドバイ万博には子どもを連れていったので、私の仕事を少し理解してもらえたかな。子どもたちには、正解や成功以上に、失敗や苦労の大切さも伝えたいですね。
「エグゼクティブ異種交遊録」は、能動的に出会いを求めるアクティブな経営者たちを繋ぐ「場」と「機会」を提供するコミュニティ、Forbes JAPAN SALONの会員をつなぐ連載です。