米ニューヨーク州ニューヨーク
AIを用いた医療記録の分析を通じ、ハイリスクな患者を特定するためのソフトウェアを提供する企業。2018年に設立され、21年にアンドリーセン・ホロウィッツから1500万ドルを調達。さらに1500万ドルの助成金を米国立衛生研究所や国立科学財団、国防総省高等研究計画局(DARPA)から得た。創業者でCEOのスキ・サリアは、ジョンズ・ホプキンズ大学に約10年間勤務した後の18年に同社を創業した。
Canvas|キャンバス
米カリフォルニア州サンフランシスコ
マシンラーニングを活用した建設現場向けロボットを開発する企業。創業者でCEOのケヴィン・アルバートは、動物のように歩くロボットで有名なボストン・ダイナミクスの出身で、建設工事の工期の短縮や人材不足の改善を目指している。2017年の設立以来、累計4300万ドルを調達しており、21年のシリーズBラウンドではメンローベンチャーズの主導で2400万ドルを調達していた。
David Luan|デイヴィッド・ルアン
ルアンが創業した「Adept(アデプト)」は、クリックやタイピング、スクロールをすべて代行してくれる“デジタルアシスタント”の開発に取り組んでいる。そのAIモデルは、「予算内で家を探す」「損益計算書を作成する」といったテキストコマンドを、コンピュータに指一本触れることなく、実行することを目的としている。
Character.AI|キャラクター AI
米カリフォルニア州パロアルト
2021年の創業からわずか1年強で、アンドリーセン・ホロウィッツなどの投資家から累計1億9300万ドルを調達したユニコーン企業。CEOのノーム・シャイザーは、グーグルに在籍時の17年にChatGPTの基盤となった大規模言語モデル「トランスフォーマー」の論文を共同創業者のダニエル・デ・フレイタスらと執筆。キャラクターAIという社名の通り、さまざまなキャラクターと対話できるチャットボットを提供。
Clari|クラリ
米カリフォルニア州サニーベール
AIを用いたソフトウェアで企業の収益予測を支援し、セグメントごとの予測や潜在的なリスク要因の検知を行っている。最新プロダクトのRevGPTと呼ばれるチャットボットは、ChatGPTのテクノロジーと収益データを組み合わせ、営業関連の回答やアクションをリアルタイムで提供する。創業は2012年。今年1月のシリーズFラウンドで、ブラックストーンの主導で2億2500万ドルを調達し、評価額は26億ドルとされた。
DaphneKoller|ダフネ・コラー
コラーが米スタンフォード大学で初めてとなる機械学習(ML)の教授に就任した1995年ごろは「人工知能(AI)」という言葉は、過去の“AIブーム”で投資家を失望させたことから「禁句」とされていた。いまでは彼女が創業したInsitro(インシトロ)が機械学習で人間の遺伝子や細胞のパターンを分析し新薬を発見するまでに。
CoactiveAI|コアクティブ A I
米カリフォルニア州サンノゼ
画像や動画をAIで分析し、ラベル付けを行うソフトウェアを提供する企業。SNSのコンテンツモデレーションなどでの利用を想定している。共同創業者でCEOのコーディ・コールマンは、スタンフォード大学を卒業した直後の2021年に同社を創業。シードラウンドとシリーズAラウンドで合計1400万ドルの資金を、アンドリーセン・ホロウィッツやベッセマー・ベンチャー・パートナーズなどの投資家から調達した。