AI

2023.09.24 08:30

調達額は合わせて272億ドル。世界をリードするAI企業50社

Forbes JAPAN編集部
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VIZ.AI|ビズAI 
米カリフォルニア州サンフランシスコ

アルゴリズムを用いて病気を発見し、診断とケアのスピードを上げ、病院や医療システム全体のケアシステムを最適化するソリューションを提供。1300以上の病院で使用され、患者の状態をリアルタイムで把握している。最新の診断ツールは、最も一般的な遺伝的な心臓の異常である肥大型心筋症を発見できる。2016年に2人の医師によって創業。直近の評価額は12億ドルで、累計2億5400万ドルを調達している。

Waabi|ワービ
カナダ トロント

物流トラックに特化した自動運転テクノロジーを開発するAI企業。同社のソフトウェアは、現実世界のシナリオを忠実に再現したシミュレーションでAIを訓練することで、一般の公道や高速道路を用いた運転試験の必要性を排除している。ワービという社名は「ビジョンをもつ者」という意味のアメリカ先住民の言葉に由来する。ボルボなどと提携し、コースラベンチャーズの主導で8400万ドルを調達。

Weights & Biases|ウェイツ・アンド・バイアシズ 
米カリフォルニア州サンフランシスコ

機械学習エンジニアの作業自動化ツールを提供する企業。顧客にはオープンAIやエヌビディア、リフト、トヨタ、GitHub等が含まれる。共同創業者のルーカス・ビーワルドは、2007年に創業したFigure Eightをデータ企業のAppenに約4億ドルで売却後17年に同社を創業。21年のシリーズCラウンドで評価額10億ドル超で、インサイトパートナーズやCoatue等から約1億ドルを調達。累計2億ドルを調達している。

Writer|ライター
米カリフォルニア州サンフランシスコ

商品説明文やブログ記事、マーケティング資料を作成する生成AIツールを企業向けに提供。顧客には、ロレアルやウーバー、デロイト、スポティファイ、アクセンチュアなどが含まれる。顧客ごとにカスタマイズした言語モデルを用意し、公開情報に加えて、企業が用意したPDFなどの独自のデータを用いて学習を行う。直近の評価額は1億5500万ドルで、インサイトパートナーズなどから2600万ドルを調達。

文=ケンリック・カイ|翻訳=フォーブス ジャパン編集部|リポーター=ラシ・シュリバスタバ、ヘザー・ニューマン 、ローレン・オルシーニ|編集進行=エリザベス・ブライアー|データ提供=コンスタンティン・ビューラー(セコイア・キャピタル)、 ロブ・ウォード & ダン・ナイト(メリテック)|日本版編集=上田裕資

この記事は 「Forbes JAPAN 2023年9月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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