DAYVIAの「Sunactive 2」を筆者も体験。ルミノテラピーの効果は身体の疲れには影響しないものの、眠気はかなり解消される手応えがあった
フランスには秋から春にかけて日照時間が少なくなる地域もあることから、光療法により心身をセルフケアするテクノロジーやスマートデバイスに対する人々の関心は以前から高い。本機は時差ボケの解消や、日常的な眠気解消にも役立つデバイスなので、ビジネスパーソンからの評判も良いそうだ。Finot氏は「眠気覚ましのコーヒーを買わなくても済むのでとてもサステナブルな製品なのだ」とユーモアを交えながら個性派のスマートグラスをアピールした。
ビジネスフランスのガイヤック氏によると、フランス政府は今後も有望なテクノロジーやスタートアップに投資する戦略を具体的に立てて、すでに動き出しているという。フランスが新たに注力する分野は新しいエネルギーの開発や製造業のオートメーションであるという。来年のCESやIFA NEXTにフランスからどんなスタートアップが集まるのか注力したい。
韓国からもまたIFA NEXTにロボット関連のスタートアップが数多く集まったことで「ロボットに強い韓国」のイメージを強く打ち出していた
昨今はユーロに対する円安が続いている。この好機にIFAに出展した日本の企業を取材したところ、それぞれに大きな成果が得られたようだ。日本の政府機関も今まで以上に国内の企業やスタートアップの海外進出を積極的に支援して、景気好転を呼び込むための戦略を早期につくることが肝要ではないだろうか。
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