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2023.09.06 14:30

マスク、ユダヤ人団体を提訴の構え Xの広告収入減めぐり

遠藤宗生

KLYONA / Shutterstock.com

イーロン・マスクは、X(旧ツイッター)の米国での広告収入が60%減少したのはユダヤ人団体「名誉毀損防止同盟(ADL)」からの圧力が原因だと主張し、同団体を提訴する構えを示した。

マスクは4日のXへの投稿で、ADLからXに広告を出さないよう圧力を受けていると広告主から伝えられたと説明。「このようなことが続くようであれば、皮肉にも名誉毀損防止同盟に対して名誉毀損訴訟を起こすしかない」と書き込んだ。

ADLは、世界の反ユダヤ主義や過激主義の撲滅を目指す非政府組織。3月と5月に発表した報告書では、マスクがツイッターを買収し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)ポリシー違反で停止されていた多くのアカウントを復活させたり、コンテンツモデレーションポリシーを緩和したりしたことによって、反ユダヤ主義的な投稿が急増していると指摘していた。

マスクは以前にもADLを批判しており、これに先立つ投稿では「ADLは、些細な違反があっただけでソーシャルメディアアカウントの停止を強引に要求しており、皮肉にも、Xでの反ユダヤ主義の最大の発生源になっている」と主張していた。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太・編集=遠藤宗生

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