アンサンブルで過ごすノーブルな休日
メンズでは新鮮かつエレガントな着こなしとして注目されているのが、同素材のニットアイテムを合わせるアンサンブルだ。エトロが今季提案するのは、アーカイブのネクタイ用生地から着想を得た幾何学模様をジャカード編みであしらった、コットンウールニットのカーディガン&ベスト。ベージュベースでノーブルな雰囲気があり、ひと味違った休日スタイルが装える。またトップスが決まっているゆえ、コーディネイトが容易なのもアンサンブルの利点。
常識を塗り替える超薄型ウォッチ
1957年に2㎜厚という当時の世界最薄手巻き式ムーブメントを発表したピアジェは、超薄型ウォッチの名門になったが、その究極形が「アルティプラノ アルティメート オートマティック」だ。この時計は構造に特徴がある。時刻表示をオフセンター配置し、生じたスペースにムーブメントパーツを収めるだけでなく、ケースバックに直接パーツを組み込むことで地板をなくし、ケース厚が4.3㎜という超薄型化を実現させた。しかもムーブメントの周囲で重りを回転させるペリフェラルローターを用いることで、薄型であっても実用性を犠牲にしない。
レザーの既成概念を軽やかに覆す一着
重く硬いイメージがあるレザーウェア。だが、両胸のパッチポケットがアイコニックなフェンディのシャツジャケットの新作は、2023―24秋冬 メンズコレクションのシーズナルカラーである、バイオレットカラーの上質カウハイドを使用。非常にソフトで軽やかであり、ややゆとりのあるシルエットも手伝ってリラックスして羽織れるが、襟周りが立体的できちんとしているゆえ、だらしなく見えない。深みがあって着やすいバイオレットの色みや、ミニマルでモダンな雰囲気を醸しだすレザーの包みボタンなど、細部まで抜かりない。