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2023.09.05 17:15

FUNDINNOが46億円を調達【8月第5週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、8月5週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

FUNDINNO

調達額:46億円
調達先:三菱UFJ信託銀行 / 岡三証券 / パーソルホールディングス / エッグフォワード / ごうぎんキャピタル / ADワークスグループ / バルテス / その他既存投資家
備考:累計調達額約84億円

日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスのプラットフォーム「FUNDINNO」を運営するスタートアップ。

「FUNDINNO」では、1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができる。更に投資後も、投資先企業からのIR情報を定期的に投資家に提供する。

他のクラウドファンディンサービスと違う特徴は、企業価値の上昇等による利益を長期的に狙える点だ。

同サービスは日本ではまだ新しい資金調達の手法を一般ユーザーにもわかりやすく、且つポップな形で広めている点で評価されている。

また、同社が運営するもうひとつのサービス「FUNDOOR」は、スタートアップの成長を支援するツールとして、資金調達に必須な事業計画の策定の効率化に貢献する。

2023年7月には、FCE Holdingsを引受先として1億円の資金調達を実施した。

今後は、“フェアに挑戦できる、未来を創る"をミッションに起業家の挑戦に多様な選択肢を提供し、投資家の応援を起業家へと届ける活動を行っていく方針だ。

T2

調達額:35億円
調達先:宇佐美鉱油 / 東邦アセチレン / 三井住友海上火災保険 / 三井倉庫ロジスティクス / JA三井リース / KDDI / 紀陽キャピタルマネジメント / 大和物流 / 三井住友信託銀行
備考:シリーズAラウンド

Preferred Networksの技術提供を受け、三井物産により設立された主要拠点間を往復する「Lv4自動運転トラック幹線輸送サービス」を開発するスタートアップ。

同社は、ドライバー不足という深刻な課題に直面している物流業界に対し、主要物流拠点間を往復する、「Lv4自動運転トラック幹線輸送サービス」の提供を目指し、このサービスにより、効率的で安全な輸送を実現し、物流業界の未来を支えることに貢献する。

物流の未来を支える技術開発に取り組むとともに、安全性を最優先に同社は考えている。社会実装に向け、あらゆるシーンを想定した高度な自動運転技術の開発に取り組んでいる。

2023年6月には、プレシリーズAラウンドにおいて、三菱地所を引受先とする第三者割当増資により、12億5000万円を実施した。

また、日本初の自動運転トラックに対応した物流ネットワーク構築に向け資本業務提携を締結した。

今後も両社は、革新的な物流システムを構築することで日本の物流を支え、ドライバー不足という社会課題解決に寄与し、日本経済の成長を支えていく方針だ。
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文=STARTUP DB

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