最近発売されたPixel 7aの価格は499ドル(日本では税込6万2700円)で、Pixel 6aの価格から50ドル上昇した(日本では税込5万3900円で8800円上昇)。著名リーカーのYogesh Brarらは以前に、Pixel 8の価格が50ドルから100ドルの値上げになる見通しだと述べていた。つまり、Pixel 7の599ドルに対し、Pixel 8は699ドル(約10万3000円)からということになる。
しかし、先週末にニュースサイトTech Outlookは、Pixel 8とPixel 8 Proの欧州での価格がそれぞれ、225ユーロと335ユーロの値上げになると報じた(ドルベースで、それぞれ約240ドルと約360ドルの値上げ)。今年のモデルの価格は、EUの付加価値税VATを除外してもPixel 8が約711ユーロ(約11万2500円)からで、上位モデルのPixel 8 Proの価格は約1005ユーロ(約15万9000円)からになるという。
仮にこの価格が正しいと仮定すると、Pixel 8シリーズは、これまでの主な利点の1つである「コストパフォーマンスが高い端末」という地位を失うことになる。
Pixel 8シリーズは、Pixel 7シリーズと比べてソフトウェアとハードウェアの多くをアップデートするが、これまでの情報では、反復的なアップデート以上のものは示唆されていない。つまり、100ドルの値上げであっても高すぎると思える中で、これほどの値上げが多くのユーザーに受け入れられるとは考えにくい。
Tech Outlookが入手した価格情報が、サプライチェーンから入手した確かな情報なのか、小売業者が誇張した価格なのかは、まだ定かではない。
グーグルは、10月4日にニューヨークで開催される「Made For Google」と題したイベントでPixel 8とPixel 8 Proを発表する予定だ。
(forbes.com 原文)