PoliPoliだからできる「社会の変え方」
──ナイル高橋社長は、寄付へはいつから関心があったのでしょうか。ナイル代表取締役社長・高橋飛翔(以下、ナイル高橋):かなり以前から、私は個人として継続的に寄付をしてきました。寄付は、資産をたくさん持つ前にやってはいけないものではなく、金額の多寡はあれど、自分ができる範囲の中でやっていけばいいものだと、思っています。これまでUNHCRや児童養護施設、Policy Fundのパートナーでもあるフローレンスなど、貧困領域を中心に寄付をしてきました。
元々、私は政治の世界を目指していました。東大に進学したのも、政治の世界に入ることを前提にした選択です。現在は起業家として、営利の世界にいますが、その根底にある「日本を良くしたい」という想いは、今も変わっていません。営利企業であるナイルは「幸せを、後世に。」というミッションを掲げて、事業をしていますが、それは会社だけでなく、僕個人のミッションでもあるんです。このミッションを達成する上で、起業家として営利でやれることと、非営利でやれることは、全然違います。さらに言うと、政治でやれることも違う。1年半ほど前から、社外でも、非営利、政治領域の色々な団体の話を聞いたり、政治家候補が通うような公共政策の私塾にも、個人で参加したりしました。
そんな時「日本にはGovTechスタートアップはないのか」と疑問に思い、検索してトップに表示されたのがPoliPoliでした。こんなスタートアップがあるのかと驚き、Twitterをフォローしたところ、伊藤くんの方からメッセージをくれて。そこからの縁ですね。