今回アップルは、通常よりも早くイベント情報を公開し、特設ページで詳しい情報を知らせている。
まず、招待状の日時を改めて確認すると「特別なイベントを、日本時間9月13日午前2時からお届けします」とある。さらに、視聴方法も紹介している。「アップルのウェブサイトまたはApple TVアプリでご参加ください」。これは予想外ではないが役立つ情報だ。アップルは当日までの間に別の視聴方法を発表するかもしれない。イベントをカレンダーに追加するためにクリックするボタンもあるので、視聴を忘れる心配もない。
特設ページは、招待状に使われた1枚の画像で占められており、アップルのロゴは、ブラック、ブルー、グレー、さらにはシルバーがかったゴールドを思わせる色で注意深く彩られている。ブラックとブルーとグレーはiPhone 15 Proのカラーを匂わせている可能性が高いが、ゴールドのiPhone 15 Proは出ないと予想されている(ゴールドがないとすれば、2018年のiPhone Xシリーズ以来初めて)。
しかしその画像は、ロゴから飛び立っていく繊細な光の粒に支配されている。もしこれが児童文学作家フィリップ・プルマンの『ライラの冒険』シリーズの小説だとしたら、宇宙を神秘的に満たす塵に見えなくもない。
その世界に住んでいない私たちにとっては、渦巻く粒はまだ見ぬiPhone 15 Proのマット仕上げを示唆しているように見える。iPhone X以来アップルのフラグシップモデルで使われてきたあのきらめくステンレス製フレームに代わって、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、キラリと光らないマット仕上げのチタン製フレームを採用すると予想されている。
しかし、1つ欠けているものがある。アップルは通常、iPhoneなどで見ることのできるクールなAR(拡張現実)アニメーションを公開する。あれはなかなか楽しい。しかし、今年はそれがない。
もう1つ細かいことだが、アップルはX(旧ツイッター)用のハッシュフラグを作成している。アップルの才気あふれるワールドワイドマーケティング担当上級副社長であるグレッグ・ジョズウィアックは「9月12日、驚きが待っている。#AppleEvent」とツイートしている。
Wonder awaits. September 12. #AppleEvent pic.twitter.com/48gRXu3Ux4
— Greg Joswiak (@gregjoz) August 29, 2023
(forbes.com 原文)