クオの8月29日のMediumの投稿によると、最も高価なモデルであるiPhone 15 Pro Maxの出荷台数のシェアは、iPhone 15シリーズの中で最大の35〜40%に達する見通しという。アップルは、iPhone 15 Pro Maxに独占的に搭載されるペリスコープカメラが、最大のセールスポイントになると楽観視しているという。
クオはまた、iPhone15 Pro Maxの2024年下半期の出荷台数が、同時期のiPhone14 Pro Maxと比べて10〜20%増加すると予測している。
このことは、2つの理由から驚くべきことと言える。第一に、iPhone 15 Pro Maxの生産は、ペリスコープカメラのズームレンズの供給問題により、大きく制限されると予想されていた。第二に、新モデルはアップル史上最も高価なiPhoneとなり、リーク情報では最低価格が1299ドル(約19万円)からとされている。
iPhone 15シリーズに関してはさまざまな憶測が飛び交っているが、結局のところ、これまでのリーク情報の最大の注目ポイントは、iPhone 15 Pro Maxについてだ。アップルがベストセラーモデルになると予想しているのであれば、新たに搭載されるペリスコープレンズは本当にすばらしいものでなければならない。
しかし、生活コストの高騰の中で、1299ドルというきわめて高価なスマートフォンが、果たしてそこまでの支持を集めるかどうかには疑問が残る。
iPhone 15とiPhone 15 Plusは、実質的にiPhone 14 Proモデルと同等だが、価格を抑えつつダイナミックアイランドデザインや48メガピクセルのメインカメラ、USB-Cを搭載すると予想されている。
一方、iPhone 15 ProとPro Maxには、超薄型のベゼルや次世代の3nm A17チップセット、プログラム可能なソリッドステート・アクションボタンの搭載も予想されているが、iPhone 15 Pro Maxの販売台数は、アップルが期待するほど伸びない可能性もある。
(forbes.com 原文)