三井信託銀行の三井トラスト・資産のミライ研究所が18歳から69歳の住宅ローンを組んだことのある1万人を対象に行った調査によれば、頭金ゼロでは返済の負担感が増えるという結果が出た。
頭金ゼロを選ぶ人の割合は、借入金が3000万円から4000万円未満がおよそ3割ともっとも多く、逆にこの範囲では、頭金を30パーセント以上入れる人は2割に満たない。頭金は借入金が少なくなるほど多く入れる傾向があり、1000万円未満では頭金ゼロの割合は2割弱となり、6割弱の人が30パーセント以上の頭金を用意していた。
しかし、借入金が大きく頭金がゼロとなると、月々の返済額も増える。返済の負担感を聞くと、頭金ゼロの人たちは、「負担に感じる」、「かなり負担を感じる」を合わせて5割近くにのぼった。「まったく負担を感じない」がいちばん多かったのは、頭金を5割以上入れた人たちだ。