使い方はごく簡単で、店舗や企業の担当者は登録作業を行うだけで、アップルのマップ上に魅力的でユニークなプロフィールを掲載できる。さらに、iMessageやWallet、SiriやSpotlight、ブラウザのSafariなど、アップルが提供するさまざまなアプリやサービスで現在地に基づく情報の表示が可能になっている。
アップルはローカルビジネスの成功を支援しており、店舗や企業が顧客とのコンタクトを強化するためのツールとソフトウェアを提供している。うれしいことに、これらのツールは無料で利用できる。
同様な仕組みはGoogleマップにもあるが、アップルは高解像度の写真をアップロード可能にし、魅力的なプレイスカードを提供可能にしている。特に、カバー画像と呼ばれるカードの上部に配置される写真は、店舗や企業にふさわしいトーンが設定できるようになっている。
店舗のオーナーや企業の担当者は、ショーケースと呼ばれる項目に配達の注文や予約などのクイックアクションを追加したり、新商品やイベントを告知できる。さらに店舗の場合は、表示されるカテゴリーを選択可能で、ニッチなビジネスでも完璧にフィットするものを見つけることが可能だ。
Apple Business Connectの登録はごく簡単で、専用サイトのbusinessconnect.apple.comから申し込みを行うと、アップルが事業者を確認した後に、プレイスカードのパーソナライズを開始できる。
アップルのマップは、2012年の初公開の際にはバグが多く、物笑いのタネにされたが、今では非常に完成度の高いサービスに進化している。Apple Business Connectは、同社のマップのもう1つの進化を具体化するもので、企業が自社を宣伝するための非常に優れたツールになっている。
(forbes.com 原文)