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2023.08.28 16:30

ジョン・レノンの愛人が70年代を回顧する映画が10月公開へ

ジョン・レノン(Getty Images)

ジョン・レノン(Getty Images)

ジョン・レノンは、歴史上最も話題となったミュージシャンの1人に挙げられる。しかし、彼の死後数十年が経った今もなお、このスターについて明かされていない事実はあるようだ。この秋、元ビートルズのレノンに関する新たなドキュメンタリー映画がブルーレイディスク化され、これまでほとんど語られることのなかった私生活に光が当てられることになりそうだ。
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『失われた週末(The Lost Weekend: A Love Story)』と題されたこの作品は、レノンのかつての愛人のメイ・パンを中心に描かれるドキュメンタリーだ。この映画の中で、彼女は18カ月におよぶ、レノンとの関係について語っている。当時、彼女はまだ23歳で、レノンとオノ・ヨーコのアシスタントを務めていた。

この映画は、1973年から75年にかけてヨーコと別居状態にあった当時のレノンの姿を、ニューヨークの中国系米国人の家庭で育ったパンの目を通して描いている。

パンとレノンが恋愛関係にあったのはわずか1年半だったが、その恋はビートルズの解散以降のレノンに大きな影響を与えたようだ。パンはレノンのクリエイティブな面だけでなく、息子のジュリアンとの交流を手助けするなど、私生活でもレノンを助けたと伝えられている。また、当時のレノンは、過度のアルコールや薬物の使用で荒れていて、時にはパンに暴力をふるったなどの内容も含まれている。
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『失われた週末』は、昨年6月に米国のトライベッカ映画祭でプレミア公開された後、10月13日にブルーレイディスクとデジタル版がユニバーサル・ピクチャーズ・ホームエンターテインメントから発売されることが決まったとDeadlineは報じている。

この映画を通じ、間もなく世界中のビートルズとレノンのファンが、これまで語られることのなかった物語を見ることになる。パンはDeadlineの取材に対し「50年の時を経て、ようやく私の目と声を通して、ジョンと私自身の物語をわかち合うことができる」とコメントしている。



forbes.com 原文

編集=上田裕資

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