国内

2023.08.25 14:15

AIとアーティストが楽曲制作 日本発「SOUNDRAW」が新サービス

露原直人

曲のムードやテーマ、長さを指定すると、AIがわずか10秒で15曲を作る。そんな「作曲AI」を提供し、利用者を伸ばしているのが「SOUNDRAW(サウンドロー)」だ。

同社は、昨今の生成AIトレンドの波に乗り注目を集め、海外を中心にユーザーを拡大している。今年6月にはデザインプラットフォームCanvaとの提携も発表した。

8月16日には、AIとアーティストが共同で楽曲を制作できる新サービスを開始。サウンドローのAIが生成する音楽にアーティストがボーカルを加えることで、楽曲をつくることができる。SpotifyやAppleMusicなどへ配信ができるため、自分で楽曲制作ができなかったラッパーや歌手が、より簡単に収益化することも可能になる。

同月25日に第一号として、米国を拠点に活動するヒップホップ界を代表するアーティスト、Fivio Foreign(ファイヴィオ・フォーリン / コロンビアレコード所属)とサウンドローのコラボレーション曲「Doin me」をリリースする。音楽共有サイトSoundCloudで先行配信し、9月8日からはSpotifyやApple Musicなどのプラットフォームで配信を開始する予定だ。

代表の楠太吾氏は「今回のコラボ曲は、海外でいろいろな音楽好きの人たちにSOUNDRAWについて話して周った結果、実現できました。AIは人間の創造力をサポートする存在です。より自由に自分の表現ができる世界を作っていきたい」とコメントした。
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日本発「作曲AI」が北米などでユーザー急増 海外で売れるものの作り方

文=露原直人

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