今回は開催国が日本・フィリピン・インドネシアの大会初の3カ国になります。本大会では、2024年のパリ五輪の出場権をかけて戦うため、その点でも注目です。
日本の注目選手は前回しゃっくがご紹介したので、今回はW杯に出場する大注目のNBA選手5名を厳選し、お伝えしていきます。
![今回は玄人まっつんがお送りします](https://images.forbesjapan.com/media/article/65525/images/editor/7187707a4326d6e37f4e2411d20f8bc93d8d6374.png?w=320)
注目筆頭のルカ・ドンチッチ(スロベニア代表)
![日本でもファンの多いドンチッチ(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/65525/images/editor/a1b642ad8617b0028f5247b72f4384c8a344e27e.jpg?w=1024)
ルカ・ドンチッチは身長約201cmの大型ガードです。日本との強化試合でドンチッチのパフォーマンスは圧巻でした。針の穴を通すような完璧なパス、敵を惹きつけてのノールックパス、チームの流れが悪い時は自分が楽々と得点していく。初めてドンチッチを見た方は声を失うほどのインパクトだったのではないでしょうか。彼が今回のW杯で注目筆頭になるのは間違いありません。
ドンチッチは2018年NBAドラフト1巡目3位でダラスマーベリックスに入団し、1年目からチームのエースとして活躍し続けています。昨シーズンはNBAでの1試合平均得点はリーグ2位の32.4得点を記録し、4年連続でオールNBA1stチームにも選出されています。
オールNBAチームとは、そのシーズンで最も活躍した選手を5名選抜するアワードで、ドンチッチはNBAのTOP5に4年連続選ばれ続けています。しかも年齢もまだ24歳と若く、日本でもファンが多い選手のため、今大会での活躍が大注目です。
高オフェンス力のSGA(カナダ代表)
![NBAでチームのエースに成長したシェイ・ギリシャス・アレキサンダー(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/65525/images/editor/4c8dfe3dd56932132231521b01969f4409adf473.jpg?w=1024)
シェイ・ギリシャス・アレキサンダー(以下SGA)は身長約198cmのガードで、2018年ドラフト1巡目11位でロサンゼルスクリッパーズに入団しました。その翌年にオクラホマシティサンダーにトレードされ、そこから一気にチームのエースまで成長しました。
昨シーズンはNBAでの1試合平均得点数はリーグ4位の31.4得点を記録し、初のオールNBAチーム1stチームに選出されました。カナダはアメリカ同様に現役NBA選手が多数参加しますが、その中でも特にSGAには注目です。
彼の強みはどこからでも得点できるオフェンス力で、巧みなドライブで相手を抜き去り、ゴール下での確率高いシュートや、相手を振り切りミッドレンジからのジャンプシュートを得意としています。今回アメリカよりもカナダに期待する人も多いため、その中心を担うSGAの活躍には目が離せません。
SGAと名タッグ ジョシュ・ギディー(オーストラリア代表)
![ノールックパスを量産できるジョシュ・ギディー(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/65525/images/editor/d7d800a87261299c911b29056e34e1e7e6818628.jpg?w=1024)
ジョシュ・ギディーは身長約203cmの超大型ガードで、2021年ドラフト1巡目6位でオクラホマシティサンダーに入団しました。NBAでは、上述したカナダ代表のSGAとバックコートを組むチームにとって不可欠な存在です。
ギディーの強みは長身ながらも視野がとにかく広く、ドンチッチがやるようなノールックパスを量産できることです。
チームではSGAが得点源になりながらも、ギディがオフェンスのコントロールを行っています。またガードながらリバウンドにも強く、試合中は積極的にリバウンドに参加するガッツも魅力の1つです。シュートは元々苦手でしたが、昨シーズンはシュート確率も大きく向上させました。オーストラリア代表は主力が高齢化しつつありますが、ギディはまだ20歳と若く、今後国を背負って立つ存在になること間違いなしです。