欧州

2023.08.25 09:30

プリゴジン搭乗機、「爆弾」で墜落か プーチンが暗殺指示?

ロシア・ロストフナドヌで、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンを追悼して手向けられた花束など(Vladimir Alexandrov/Anadolu Agency via Getty Images)

ロシア・ロストフナドヌで、民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンを追悼して手向けられた花束など(Vladimir Alexandrov/Anadolu Agency via Getty Images)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンが搭乗していたとみられる飛行機が墜落した問題で、米紙ニューヨーク・タイムズは欧米当局の見解として、墜落はプリゴジン暗殺のためウラジーミル・プーチン大統領が命じたものだった可能性が高いと報じた。ただ、米情報当局は、プリゴジンの死亡を確認していないという。

欧米の当局者は同紙に対し、墜落は機内に仕かけられた爆弾の爆発が原因だったとの説が最有力だと説明。ただし、機内に別の装置が取り付けられていたり、燃料に混ぜ物がされていたりした可能性も排除できないと述べている。米人工衛星の画像からは、ミサイル発射の痕跡は見つからなかったという。

欧米当局者の一部は、プーチンがプリゴジン殺害のため飛行機の破壊を命じたとみている。米当局はプリゴジンが同機に搭乗していたかどうかは確認できていないが、匿名の当局者はNYタイムズ紙に対し、その可能性は高いと述べている。

米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、プリゴジンが今年、プーチン政権に対する反乱を率いたことから「おそらく、ある程度のリスクがあった」と指摘している。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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