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2023.08.27 17:00

感性を研ぐ14冊 SGイノベーターおすすめの「課題図書」

スモール・ジャイアンツ イノベーターおすすめの本とは(Shutterstock)

スモール・ジャイアンツ イノベーターおすすめの本とは(Shutterstock)

夏が終われば、読書の秋がやってくる。少しずつ、新しい季節の訪れを感じる場面も増えてきたのではないだろうか。
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Forbes JAPANは一足先に、地域に根差して変革を起こしている「スモール・ジャイアンツ イノベーター」(略称・SGイノベーター)たちに、いまおすすめの本を2冊ずつ聞いた。

感性を研ぎ澄ませ、新たな気づきを得たいあなたへ。

経営やビジネスに役立つ本から、まちづくりのヒントになる本まで、おすすめの理由とともに14冊の「課題図書」を紹介しよう。
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齋藤潤一 こゆ財団代表理事/AGRIST代表取締役




「経営者やリーダーらが手段やハウツーなどにとらわれることなく、自分のビジョンやミッションを見直し、本当にやりたいことを突き詰めることで、チームが自然に生まれ変わるということを学べる1冊。自分の内省をするためにとても良い本です」(齋藤)

今日がもっと楽しくなる行動最適化大全 ベストタイムにベストルーティンで常に『最高の1日』を作り出す」(著・樺沢紫苑)

「経営者の多くはドーパミン中毒に侵されていると思います。朝の散歩をしてセロトニンを出すことで、幸福物質が出て幸せな気分になります。心も体もゆっくり休める、ひとときを持ってほしいと思い、選びました」(齋藤)

島田由香 YeeY 共同創業者・代表取締役

アルケミスト 夢を旅した少年」(著・パウロ・コエーリョ、翻訳・山川 紘矢 / 山川 亜希子)

「主人公が旅を通じて自分自身の存在理由を体感していく物語。そのプロセスに、真の経営者なら共感できると思います」(島田)

「Atomic Habits」(著・ジェームズ・クリアー)

世界でベストセラーとなった本書。日本語版として「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」(2019年、パンローリング発行)も出版されている。「この本を読んで意識が一変し、時間の使い方を変え望みを叶えてる人をたくさん見てきました」(島田)

赤羽優子 ティ・ディ・シー 代表取締役

未来を語る人」(編・大野和基)


いま、世界で最も注目される学者が、資本主義のゆくえや、世界の在り方、日本の進路について語る。「8人の識者へのインタビュー集。過去~現在、未来についてそれぞれ異なる角度・異なる視点から語られています」(赤羽)

失敗学のすすめ」(著・畑村洋太郎)

「失敗は成功の母」を科学的に実証した本書。「何度も繰り返し読んでいます。畑村先生の失敗学シリーズはどれもおすすめです」(赤羽)

金丸 良 愛知県経済産業局スタートアップ推進課 主査

年収は『住むところ』で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学(著・エンリコ・モレッティ、解説・ 安田洋祐、翻訳・池村千秋)

「行政の産業政策に携わる方におすすめの本です。書いてあることの全てを鵜呑みにする必要はありませんが、どのような産業政策が地域にプラスの効果を及ぼすのかという観点の整理ができると思います」(金丸)

多様性の科学」(著・マシュー・サイド)

「ここ数年で読んだ中で面白いと思った本です。なんとなく多様性って大事だよねって直感的に思っていることに対して、ちょっとした根拠を与えてくれる書籍です」(金丸)
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構成・編集=督あかり、椿ことね

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