今回は、M&Aサクシード代表取締役社長の金蓮実(キム・リョンシル)さん。大学卒業後、リクルート(現:リクルートホールディングス)に入社。上海でのブライダル事業の立ち上げや採用事業に従事する部署での営業部長を経て、2013年にリクルートライフスタイル(現:リクルート)取締役に就任。メディア事業の新領域における事業部長などを務め、2018年プラザクリエイト本社に取締役として参画。
その後、2021年8月にVisionalグループのビジョナル・インキュベーション取締役に就任し、2021年11月には組織再編に伴って、同グループのM&Aサクシード代表取締役社長に。現在は、譲渡企業と譲り受け企業をオンライン上でつなぐ法人・審査制のM&Aマッチングサイト、「M&Aサクシード」の事業を統括している。
そんな金さんの推しメシは、ランチで提供される銀座「貴舟」のロースカツ膳。
「ゲンを担ぐわけではないですが(笑)、カツ=勝つ!という響きがよくて。新しい挑戦や勝負を決める、ここぞという時には必ず食べます。胃に優しい、ふんだんに添えられた青ネギの薬味と、まろやかなポン酢のバランスが絶妙で、食欲だけでなく会話も弾ませてくれる気がするのです」
このカツ膳との出会いは、金さんが社会人になりたての頃。メンターに連れられて食べたのがきっかけで、それ以降、仕事仲間と訪れた回数は数知れず。
「同期や後輩と膝を交えて話をしたり、お世話になった先輩との送別会だったり。部署異動や転職の報告をする時など、節目節目に貴舟のロースカツがありました。今年の4月に、『M&Aお試しマッチング』という新機能をリリースしたのですが、業界の大先輩に、この機能によってM&A市場の当たり前を変えていきたいという決意をお伝えしたのも、ここのカツ膳の前でした。『オープンでフェアなM&A市場を実現してほしい。あなたならできる。私は生涯をかけて、M&Aサクシードの挑戦をサポートするよ』と激励された日のことは、忘れられません」
幼少期の思い出の味は、オモニ(母親)が旬野菜のナムルで作るビビンバ。
「母の作るビビンバを食べると、不思議と元気が出るんです。友人達にも好評で、はるばる母のビビンバを私の実家まで食べに来るほどです(笑)」
大人になった今も、「オモニ、栄養チャージしたい!」というと、お母様はさっとビビンバを作って、すぐに金さんの自宅に届けてくれるという。
学生時代には、渋谷・宇田川のレトロな喫茶店「人間関係 cafe de copain」のスコーンにハマっていた金さん。
「これが本当に美味しくて!スコーンはお店の定番メニューなのですが、ほんのり塩気の感じられるスコーンと、甘過ぎないクロテッドクリームとの調和が見事な逸品。一緒に訪れた仲間達との『人間関係』も、心なしか深まるような気がします(笑)」