IPOならぬ「INO」 暗号資産取引のコインチェックが新サービス

露原直人

提供=コインチェック

暗号資産取引サービスを運営するコインチェックは8月から、NFTの一次販売に特化したプラットフォーム「Coincheck INO」を開始する。IPO(新規公開株式)ならぬ、INO(新規公開NFT)によって、よりNFTを民主化する狙い。

すでに第一号案件も決まっており、ゲーム開発会社ドリコムとブロックチェーンの研究開発を行うチューリンガムが共同開発中のブロックチェーンゲーム(BCG)「Eternal Crypt - Wizardry BC -」で使用できるNFTコレクションの申込みを、8月30日に開始する。販売は9月6日から。
 
NFTの発行数量は100個で、販売予定価格は0.2イーサリアム(約4万7600円)から0.27イーサリアム(約6万4300円)。購入者は、先行リリース版ゲームのプレイが可能で、 ゲーム内でアイテム購入などに使用するトークンも獲得できる。

ドリコムの内藤裕紀代表取締役社長は次のようにコメントした。

「INOによって、まずはブロックチェーンゲーム(BCG)をやったことのあるユーザーを中心にコアなコミュニティを形成していきます。そのうえで、BCGに興味はあるけどやったことないというユーザーをも巻き込み、BCGによる新しい体験を届けていきたい」

文=露原直人

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