GMクルーズとウェイモは数年前、同市で試験運行を開始していた。カリフォルニア州規制当局は2週間前、両社に対し24時間運行を許可。これにより、サンフランシスコは2社の自動運転車が同時に運行する初の大都市となった。
だがロボタクシーサービスの拡大は、市当局や住民の怒りを買った。今月開かれた同州公益事業委員会の会合では、住民らが5時間以上にわたり、ロボタクシーがとる異常な挙動への懸念を表明した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、サンフランシスコ消防局では今年、自動運転車によって活動に支障が出た事例がこれまでに55件発生している。
事故や緊急停止などの問題に加え、自動運転車を使った問題行為も一部で発生している。地元紙サンフランシスコ・スタンダードは、ロボタクシーの車内で性行為に及んだ人々を取材。州法では車内での飲酒や薬物使用は禁止されているが、バスやタクシー、レンタルリムジンの乗客にはこの法律は適用されない。
(forbes.com 原文)