今年のPixel 8 Proは、昨年のモデルよりもわずかに小さなものになりそうだ。ディスプレイは、画面の縁部分に丸みがある「エッジディスプレイ」ではなく、フラットなものになり、端末のサイズは1~2mm小さくなるとみられる。大きな違いを生むほどではないが、「小さくなった」と宣伝するには十分だろう
最初の大きな変化は内部にある。グーグルは、Tensor Mobile G3と呼ばれるモバイル向けの3つ目のチップセットを発表する。これまでの2つの設計をベースに、G3は2022年に発表されたARMv9コアを採用しており、クアルコムのSnapDragon 8 Gen 1シリーズなどの主要チップセットと並ぶものになりそうだ。
これにより、撮影した写真から不要なオブジェクトを削除する「消しゴムマジック」や、手ブレ補正などの機能が、さらに進化することになる。
また、ビデオ撮影においても人工知能(AI)や機械学習を取り入れた新機能が導入される見通しだ。今週リークされたPixel 8シリーズのプロモビデオでは、「音声版の消しゴムマジック」となるオーディオ・マジック・イレイザー(Audio Magic Eraser)というツールが披露されていた。
Seems like the new Pixel 8 series will introduce Audio Magic Eraser feature to reduce video background noise.#Pixel8 #Pixel8Pro#GooglePixelpic.twitter.com/Tb23MoDuUI
— EZ (@EZ8622647227573) August 11, 2023
注目すべき他のスペックは、利用可能なストレージにある。グーグルはPixel 8 Proのストレージに128GBと256GB、512GBの3つのバリエーションを用意するとされている。一部からは、マルチメディアにこれほどフォーカスした端末であるにもかかわらず、ストレージが128GBでは足りないとの声も上がっているが、これは、エントリーレベルの価格を引き下げ、より多くの人にPixelのテクノロジーを届けたいという思いからなのかもしれない。
(forbes.com 原文)