暗号資産

2023.08.18 17:30

暗号資産市場が暴落、ビットコインは6月以来の安値

Hi my name is Jacco / Shutterstock.com

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ビットコインの価格は8月17日、2万6000ドルを下回り、6月以来の安値となった。この動きは、イーロン・マスク率いるスペースXが3億7300万ドル(約542億円)の評価損を計上した後、保有するビットコインを売却したとウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたのを受けてのものだ。

データ分析会社コイングラスによると、暗号市場全体で過去24時間で10億ドルのポジションが清算された。

世界最大の時価総額を誇るビットコインの価格は18日早朝に2万6400ドルをつけ、過去24時間で約8%、先週との比較では10%下落した。17日夕方には2万5400ドル付近まで下がったが、その後はやや持ち直していた。

世界第2位の暗号資産のイーサも同様の打撃を受け、過去24時間で6.6%下落し1680ドルに下落した。バイナンスのBNBやカルダノ、ソラナといった他の主要トークンも6%以上下落している。

暗号市場で最悪の打撃を受けたのは、リップル社のXRPトークンで、24時間で16%下落した。これは、17日に連邦判事が米証券取引委員会(SEC)に、リップル社に対する訴訟の判決を部分的に上訴することを認める決定を下した結果だ。

17日夕方の暗号市場の暴落は、スペースXが過去2年の会計年度で保有するビットコインの価値を合計3億7300万ドル減損したとWSJが報じたことから始まった。同社は保有する暗号資産を売却したが、この売却がいつ行われたのかは不明という。

マスクと彼の会社は暗号資産の主要な変動要因であり、市場はしばしばマスクのツイートに基づいて大きく動いてきた。マスクのもう1つの会社のテスラも、昨年の決算報告で、保有するビットコインの75%を売却したことを明らかにしていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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