個人消費は前期比で0.5%減少したが、そのうちビデオゲームなどの「半耐久財」は2.8%増加した。毎日新聞は、匿名の内閣府担当者の話として、第2四半期に発売された新しいゲームソフトがこれに大きく貢献したと報じている。
4~6月期には、ゼルダ新作のほか、カプコンの『ストリートファイター6』やスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXVI』などの注目作が発売された。ストリートファイターとファイナルファンタジーの新作はいずれも好調な売り上げを記録したが、大きな期待を集めていた『ティアーズ オブ ザ キングダム』は最も早く売れた任天堂ゲームとしてギネス世界記録に認定された。
4~6月期のGDP成長率は年率換算で6%と予想を上回ったが、その主な要因は輸出の増加であり、国内消費と投資は予想を下回った。
任天堂が今月行った第1四半期決算発表によると、『ティアーズ オブ ザ キングダム』の6月30日時点での販売本数(ダウンロード版含む)は1851万本で、同期に販売したソフト全体の「約半分」を占めている。
人気ゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編として期待を集めていた『ティアーズ オブ ザ キングダム』は今年5月、Nintendo Switch専用ソフトとして発売されるやいなや、絶賛の嵐を生み、わずか3日間で1000万本を売り上げた。パッケージ版の売り上げのみを見ると、米国での販売本数は人気小説「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたワーナー・ブラザースの『ホグワーツ・レガシー』に次ぐ2位となっている。
(forbes.com 原文)