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2023.08.16 17:30

小型ドローンでインフラ点検、Liberawareが11億5000万円調達【8月第2週資金調達まとめ】

IVA

調達額:8億円
調達先:メルカリ / De Capital / 川田尚吾 / 本田謙 / 松村映子 / 増田裕介 / みずほ銀行 / りそな銀行
備考:J-KISS型新株予約権の発行 / 融資を含む

AI×ヒトによる真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS(フェイクバスターズ)」を運営するスタートアップ。

「FAKEBUSTERS(フェイクバスターズ)」は、スニーカーやアパレル、ラグジュアリーアイテムの真贋鑑定サービスであり、月間4万件以上の鑑定依頼を、多彩な経歴を持つ鑑定チームと最新鋭の専門機器、AI鑑定技術を駆使して、正確かつ迅速に対応している。

利用者は累計120万件以上となっている。

この他に同社は、スニーカーやストリートアイテムをメインに扱うブランドやショップが一堂に会し、展示・販売を行う国内最大級のスニーカーイベント「SNEAKER EXPO(Snex)」を開催し、2022年5月の記念すべき第1回は約30のブランドやショップが一堂に集い、約5000名の来場者を動員した。

2023年8月には、メルカリ、De Capital、川田尚吾、本田謙、松村映子、増田裕介を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により約6億5000万円、及びみずほ銀行、りそな銀行からの融資により1億5000万円、総額約8億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金は、「フェイクバスターズ」の鑑定領域の拡大、及びグローバル展開を見据え、AI技術の強化や鑑定キャパシティの拡張、新規事業開発等に充てる予定だ。

2025年には3.5兆円規模になると予測されるリユース市場を支え、SDGsに貢献していく。

SPACE WALKER

調達額:7億1300万円
調達先:リアライズコーポレーション(リード) / リアライズベンチャーキャピタル(リード) / 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 / JALUX / Gamaエキスパート / Next Unicorn Lab / 南塚産業 など
備考:シリーズAラウンド / 累計資金調達金額は17億5400万円

有翼式再使用型ロケット「サブオービタルスペースプレーン」の研究・開発を行っている東京理科大学発スタートアップ。

有翼式再使用型ロケットは、小型のスペースシャトルのような翼を持つ宇宙機。同社はこれを衛星打ち上げに用いるほか、科学実験や有人旅客飛行も目標に入れた開発、設計を行っている。

2021年7月には複合材事業を立ち上げており、同社の宇宙開発にて培われた世界トップレベルの軽量な複合材製容器は、宇宙のみならず、陸海空にまたがる脱炭素化社会に向けた水素サプライチェーン・プラットフォームの構築において、特に重要な要素である水素の貯蔵容器としても注目されている。

複合材事業は東京都及び公益財団法人東京都中小企業振興公社による令和3年度TOKYO戦略的イノベーション促進事業にも採択された。

2023年8月には、シリーズA(プレシリーズA含む)ラウンドにおいて、リアライズコーポレーション、リアライズベンチャーキャピタルをリードインベスターとして、Gamaエキスパート、クロス、広研、Next Unicorn Lab、南塚産業、宇宙航空研究開発機構、JALUX等を引受先とする7億1300万円の資金調達を実施した。

これにより、現在までの累計資金調達金額は17億5400万円となった。

今回の調達資金は、サブオービタルスペースプレーンの技術実証、商用機開発、複合材事業の拡大、これらに伴う人員強化、広告宣伝費等の運転資金に充て、更なる事業拡大を目指し、日本国が世界に誇る革新的将来宇宙輸送システムの実現に向けて加速化する予定だ。
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文=STARTUP DB

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