取るとどういういいことがあるのか?
運転免許を返納した場合、「写真付き」の公的なIDがなくなってしまい、不便だという高齢者も多い。この点、運転経歴証明書は本人確認書類として利用できる(ただし、平成23年3月31日以前に運転経歴証明書を受けた場合は、身分証明書として利用することができないため、再交付を受けることが必要)。そしてそれ以外にも、返納したことによって生活が不便にならないように各種自治体が支援を設けている。
例えば、千葉県はバス運賃が半額になることやタクシー券の交付、東京都ではデパートの有料催事が無料になる、サッカーチームのチケット招待がある、などのメリットもある。美術館の入場料割引などがある地域もあるようだ。
「高齢運転者支援サイト」では各自治体の支援がまとめて掲載されている。
運転経歴証明書に有効期限はなく、住所変更などの記載事項変更手続き、なくしてしまった場合などの再交付手続きを行うことができる(警察庁ホームページより)。
なお、運転経歴に関わる証明書には運転経歴証明書以外に「無事故・無違反証明書」、「運転記録証明書」、「累積点数等証明書」などがあることも知っておきたい。https://www.jsdc.or.jp/certificate/tabid/109/Default.aspx