婚活パーティーのポータルサイト「オミカレ」が、会員の男女1170人を対象に「帰省と婚活」に関する調査を行った。その結果、帰省した実家で結婚について聞かれたことがある人は半数近く。聞いてくるのはおもに母親。そう聞かれてプレッシャーに感じる人は、「とてもある」と「少しある」を合わせて、男性は76パーセント、女性は88.1パーセントにのぼった。
そう聞かれてプレッシャーを感じたとき、より婚活を頑張るという人が男性22.8パーセント、女性13.1パーセントいたが、受け流してとくに行動を変えない人は、男女ともに約6割。逆に言われて婚活のやる気をなくすという人が2割前後いる。結婚のことを聞かれたときは、笑って受け流したり、適当に話をはぐらかすという意見が多く、つまり、親の意見はほとんど効き目がない。それどころか逆効果の場合もあるということ。
ちなみに、結婚について聞かれる都道府県ランキングの1位か5位は東北北陸で占められ、逆に聞かれない都道府県は、大阪、埼玉、神奈川と都市圏が上位を占め、広島、北海道も入っている。この地域差にどんな意味があるかは不明だが、東北北陸地方出身の方は、覚悟しておくといいだろう。
部屋のお片付けとか夏休みの宿題とか、やろうと思ったところで親に言われてカチンときてやめちゃう、なんていうのが子どもの心理だ。大人になってもそこは変わらない。また、「親や親戚に言われて嫌だなと思ったこと」のトップは男女とも結婚している他人と比べられることだった。人と比べられて「頑張ろう」なんて思うはずがない。結婚は人に言われてするものではないし、この調査結果は、ちょいと意識がズレている、そんな親世代にこそ見てほしい。
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