フィリップスはNBCテレビの報道番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューで、問題は必ずしもバイデンの年齢ではなく、人々がバイデンに対してどう感じているかだと説明。国民の大半はドナルド・トランプ前大統領の卑しさと恐怖を煽る行為に嫌気がさし「ページをめくりたがっている」と指摘した。
バイデンについては「国を救った」と称賛した一方で「バトン」を他の誰かに渡すことで「自身のレガシー(遺産)を確固たるものにする」べきだと主張。この発言が民主党内で不評を買うことは承知しているとしながらも、バイデンの支持率は選挙結果を左右する4つの激戦州で7ポイント下がっていると指摘した。
自身が出馬するかどうかについては言及しなかったが、中西部の州の「穏健派知事」が大統領候補に望ましいと説明。インタビュアーのチャック・トッドが例として、ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事、ミネソタ州のティム・ワルツ知事、ウィスコンシン州のトニー・エバーズ知事の名前を挙げると、フィリップスは「すばらしい」候補だとコメントした上で、さらにペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事とイリノイ州のジェイ・プリツカー知事を挙げた。
フィリップスは過去に、バイデン以外の民主党員に対しても引退を促している。4月には、体調不良のため数カ月にわたり登院ができなかったダイアン・ファインスタイン上院議員(カリフォルニア州選出)に対し、辞職を促した。フィリップスはその後、ニュースサイトのデーリー・ビーストに寄稿した論説でこの見解を繰り返し「ファインスタイン議員が上院にとどまることを選べば、そのすばらしいレガシーと合衆国上院議員としての神聖な宣誓を損なうことになる」と訴えた。
(forbes.com 原文)