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2023.08.14 12:00

顧客サービス満足度調査でグーグルがトップ10入りした理由

この調査で回答者となった人の大半は、グーグルが提供するサービスのうち検索エンジンしか使っていない。そして、ここまで指摘してきたように、大半のユーザーは、Google検索が常に使えることを当たり前に思っている。つまり、Google検索を頼りにしているわけで、しかもグーグルはこうしたユーザーを失望させていない。だがグーグルには、無料サービスとは別に、有料サービスを利用している顧客も存在する。話がおもしろくなってくるのはここからだ。

筆者は長年Google広告(旧称Google AdWords)を利用してきた。そして利用するなかで、グーグルの専門家から連絡があり、特に追加料金を払うことなく、検索結果を最適化するためのアドバイスを提供されるといった顧客サービスを体験した。

そうしたサービスを評価した筆者が、さらに高価なサービスに手を出し、出費を増やしたとしたら、グーグル側が喜んだだろうことは間違いない。しかし彼らは、現在のアカウントで可能な限りベストな結果を得ることで、筆者に利用を続けてもらおうとしていたと、私は感じている。

筆者はまた「Google Workspace」(旧称G Suite)のユーザーでもある。これは、GmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメントといったサービスを含むソフトウェアスイートだ。ある時、こちらのサービスで困った事態が発生し、最終的にカスタマーサポートのスタッフと話をすることになった。現時点でグーグルが有料サービスのユーザーにどんなサポートを提供しているのか、正確なところはわからないが、数年前の実体験からいわせてもらうと、その質は十分受け入れられるレベルだった。
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翻訳=長谷 睦/ガリレオ

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