ビジネスの出会いやアイデアが生まれる場を提供
森JPタワーの7~52階が中心となるオフィスエリアは、グローバル企業の多様なニーズを満たす仕様が売りだ。総貸室面積は約6万4900坪にも及び、就業者数は約2万人を想定。記者会見での森ビルの辻慎吾代表取締役社長による説明では、「入居企業は現時点では約5割が決定しており、2023年度内に100%を目指す」とのことだ。オフィスへの入居企業とその従業員には、街全体をワークプレイスとして使うための拠点となる施設「ヒルズハウス」が用意される。カフェテリアやビジネスラウンジ、多用途スペースを備えた会員制エリア「Members Lounge」、ミーティングや貸切パーティなどに利用できるダイニングスペース「Sky Room」、接待や日常使いにも最適なグランビストロ「Dining 33」などで構成されており、様々な出会いやアイデアが生まれる場として期待されている。
ビジネス関連の施設としては、日本初となる大規模なベンチャーキャピタル(VC)の集積拠点「Tokyo Venture Capital Hub」にも注目が集まる。独立系VCやコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)など約70社が参加し、施設内でネットワーキングイベントやピッチイベント、勉強会、セミナーなどを開催することで、VCやスタートアップ企業の相互交流と成長を促進。日本経済活性化の起爆剤となることを目指すという。