これまでにない都市機能を集積した街作り
麻布台ヒルズのコンセプトは「Modern Urban Village~緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街~」。約8.1ヘクタールという広大な計画区域には、約2万4000平方メートルもの緑地が広がり、オフィスや住宅、商業施設のほか、文化施設や教育機関、医療機関といった様々な都市機能が集積されている。また、麻布台ヒルズの「一体的な都市づくりの中で緑豊かな環境と新しい都市生活を実現する」というビジョンに賛同した多くのパートナーが参画。これまでの再開発事業ではあまり見られなかった施設がオープンすることも特徴だ。
例えば、2012年に開設された「慶應義塾大学予防医療センター」が東京・信濃町から移転(11月6日に検査提供開始)。最新の医療機器を用いて、身体の部位や疾患に応じた各種検査メニューと大学病院の各診療科と連携したアフターケアを提供する。新たに「慶應義塾大学予防医療メンバーシップ」を開設し、メンバー一人ひとりの健康課題や目標に寄り添った健康管理を継続的にサポートするという。
都心最大規模のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン 東京」も8月30日に開校する。校舎面積は約4500坪、都心でありながら緑豊かな自然を感じられる環境を実現しており、生徒数は約740名を想定。海外の名だたる企業や才能あるグローバルプレーヤーを惹きつけるためには、彼らとその家族の生活を支える生活環境の整備が不可欠という考えがあり、そのひとつの方策として「教育環境の充実」を図った格好だ。