今回はNBAのお話ではなく、8月25日から開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」(W杯、9月10日まで)のお話をしていきたいと思います。今回の大会は、フィリピン・インドネシア・日本(沖縄県)の3カ国共催で、史上初の複数カ国開催となっております!
日本はオーストラリア、ドイツ、フィンランドといった強豪国ばかりのグループEに所属しています(「死の組」とも言われていますね......)。
直近の日本代表の強化試合をベースに、僕が個人的に注目している日本代表候補の選手5名を紹介していきたいと思います。
現在、日本代表候補は15名ですが、最終的に12名にまで絞られます。選考に関して、日本代表の指揮をとるトム・ホーバスHCは「(残りの強化試合)フランス戦、スロベニア戦の前に12人にしたいが、アンゴラ戦までこのまま行く可能性もあります」と選考にかなり悩んでいる発言をしていました。
NBAで活躍する渡邊雄太選手の活躍も非常に楽しみですが、今回は普段この連載に登場していない選手を中心にご紹介します。それでは1名ずつ直近のスタッツを元にお話していこうと思います。
※アウェイ戦となった韓国戦のスタッツは除外しています。ホーム開催のチャイニーズ・タイペイ戦、ニュージーランド戦のスタッツの平均です。
1.「和製カリー」こと富永啓生選手
まずは日本代表をこれから多くの場面で救うであろう名シューターの富永啓生選手です。彼が試合に出ていると残り数分で10点差くらいは一瞬で逆転してしまうのではないか?と感じさせるほど脅威のシュート力を持つ選手です。NCAAのネブラスカ大学でプレーする彼については、以前の記事でも紹介しておりますので、ぜひ読んでいただきたいです。
強化試合で富永啓生選手は1試合平均9.5得点 3P% 42.86% を記録しています。何度も言いますが、飛び道具として、日本代表を救うシーンが数多く誕生すると思うとワクワクしてしまいますね!ワールドカップで活躍し、来季のNBA挑戦への良いアピールになることを祈っています。