「街の飲食店のDX」を支援
具体的に、サイケイを導入することでどんな変化が起こるのでしょうか? 架空の中華料理店「成嶋亭」をモデルに再現してみましょう。コロナ禍以降、需要が高まったテイクアウト。「成嶋亭」でも新たにテイクアウト用の弁当メニュー「チャーハン弁当」を考案しました。
サイケイを使えば、販売用の自社ECも簡単に構築でき、リスティングなどの広告も出稿することもできます。また、サイケイにはTikTokやレッドなど人気SNSと連携した「マルチチャネルタッチポイント」の機能があります。
「成嶋亭」でもさっそくTikTokでチャーハン弁当をつくっているショート動画を流し、「投稿してくれたら安くしますよ!」とプロモーションを打ってみました。すると、「チャーハン弁当」の注文が一気にはね上がりました。
購買ユーザー層や購買履歴も簡単に確認することができるので、「20歳前後のユーザーからの注文が急増した」ことがすぐわかりました。
さらに、サイケイの特徴には、AIによる「自動マーケティング指導」があります。
「チャーハン弁当ならこのサイトがおススメです」
「10%値引きしたらもっと売れそうです」
「ほかのお店では、同様のチャーハン弁当が700円前後でもっとも売れていますよ」
「このパッケージではあまり売れません」
このような自動マーケティング指導がスタンダードプランからついているので、あとは予算だけ決めれば勝手に実行してくれます。
ワンオペで店舗を切り盛りする「成嶋亭」にとってありがたいのが「調達管理SaaS*」。
*SaaS(Software as a Service)とは、事業者が提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを経由してユーザーが利用するサービスのこと。
決済アプリのWeChat Payと連動して、どのメニューがどれだけ売れているかを自動的にデータ管理してくれます。
さらに、メニューごとに使用する材料とグラム数を設定しているので、メニューごとの販売数から、どの材料をどれだけ消費しているかも自動的に集計されます。「あ、キャベツがそろそろ仕入れのタイミングだな」というのが冷蔵庫を開けなくてもわかるのです。サイケイは、データ管理機能を提供する代わりに決済を握ることでデータを所得しています。
そして、その情報はサプライヤーである農家側とも同期されており、サイケイに加入しているほかの飲食店と共同調達もできる仕組みになっています。
こうして仕入れを一本化することによって、タイムリーに、かつ安く材料を調達することが可能になっています。
しかも、この共同調達によって、個人では取引ができない大手サプライヤーとも取引できるので、個人経営の「成嶋亭」にとってはとてもありがたいことです。おかげで材料のロスもかなり削減できました。