Botco.aiが米国のマーケター1000人を対象に行った調査では、73%の企業がテキストや画像、動画などのマーケティングコンテンツの作成に生成AIツールを活用していると回答した。利用目的はウェブサイトのコピー作成が最も多く、SNSのコピーや画像、SEOコンテンツやブログ記事にも使用されている。
これを受け、多くのスタートアップがマーケティング担当者向けの執筆アシスタントを提供している。例えば、米国のAIユニコーンのJasper(ジャスパー)は最近、「ブランド・ボイス」機能を立ち上げ、マーケターが特定の組織のスタイルやニーズに合わせてコンテンツを微調整できるようにした。
Anyword がアピールする機能は、それを一歩進め、企業のスタイルだけでなく、ターゲットの顧客層に合わせてコンテンツを調整し、どの程度のパフォーマンスが期待できるかを予測するものだ。2013年創業の同社は、数百万件のコピーの分析を通じて、コンバージョン率やオーディエンスのプロファイルなどを分析する。
Anywordは新たに発表した生成AIプラットフォームを通じて、ブランドの詳細を瞬時に把握する。そして、マーケティング担当者が、特定のマーケティング戦略のために最適化されたコピーを作成するためのプロンプトを生み出すことを支援する。
同社の予測パフォーマンス AIモデルは、数十億もの実際のマーケティングデータに基づいてトレーニングされており、あらゆるユースケースにおけるコピーのパフォーマンスを予測する。マーケティング担当者は、ワンクリックのブースト・パフォーマンス機能を用いて、より良いエンゲージメントとコンバージョンのためにコピーを改善することが可能という。
Anywordの共同創業者でCEOのヤニブ・マッコーバー(Yaniv Makover)は「当社の新たなツールは、ユーザーがより効果的なプロンプトを作成することを支援し、AI とアナリティクスの力を活用して、コンテンツのパフォーマンスを向上させるものだ。生成されたコピーは、コンバージョンを30%向上させた実績を持つ予測分析に基づいている」と述べている。
(forbes.com 原文)