Android TVボックスは、プロセッサーや内蔵ストレージ、メモリを搭載したデバイスで、ユーチューブやアマゾンプライムなどの動画ストリーミングサービスにアクセスできる。近く発売される「Rokid Station」は、持ち運び可能なハンドヘルド型のAndroid TVボックスだ。Rokidは、コンシューマー向け業界トップクラスのARグラス「Rokid Max」を製造しており、それと組み合わせるストリーミング端末の開発は理に適ったものだ。
使い方はいたってシンプルだ。バッテリーは内蔵型で、映像出力用のマイクロHDMIポートが搭載されているため、電源を入れてRokid MaxなどのARグラス(あるいは外部ディスプレイにも接続可能)に接続するだけで、Android TVを起動できる。Wi-Fiや携帯電話を通じてインターネットに接続すれば、Google Play Storeから入手できるアマゾンプライムやDisney+、Hulu、ユーチューブといったアプリで動画を視聴できる。
バッテリー容量は5000mAhで、約5時間の連続使用が可能だ。ストレージは32GBで、オフラインでの視聴用にビデオファイルを保存できる。
スマートフォンよりも小型で軽量なため、筆者は、家の中でもRokid Maxを装着して部屋を移動しながらユーチューブ動画を視聴している。Rokid MaxはマイクロOLEDディスプレーを搭載し、6メートル先にある215インチのスクリーンに相当するサイズでコンテンツを視聴できる。
Rokid Stationは現在、Rokid社の公式サイトで予約注文を受付中で、価格は129ドル(日本では2万1990円)となっている。ARグラスのRokid Maxの価格は439ドル(同6万8800円)だが、Rokid Stationとのセットなら529ドル(同8万6690円)で購入できる。
(forbes.com 原文)