サブウェイは、約1万人の中から抽選で1人を選び、ギフトカード5万ドル(約700万円)と、改名に伴う弁護士費用750ドル(約10万円)を贈呈する。応募は8月1日から4日までオンラインで受け付けられた。当選者は今月中に無作為に選ばれる予定。
サブウェイは過去にも類似のキャンペーンを展開している。NBCの番組「トゥデー」が伝えたところによると、昨年には、同社のキャンペーン「サブウェイ・シリーズ」のロゴを描いた30cm四方のタトゥーを入れたコロラド州フォートコリンズ在住の男性に、5万ドル(約710万円)のギフトカードを進呈。男性は同番組の取材に対し、「サブウェイが大好きなので、これを誇りに思う」と語った。同社はまた、7cm四方のタトゥーを入れた他の8人にもサンドイッチを1年間無料で食べられる権利をプレゼントした。
サブウェイは現在、事業の売却先となる企業を探している。2月に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、100億ドル(約1兆4000億円)規模での事業売却に向け、JPモルガン・チェースをアドバイザーに起用したと明らかにした。世界で約3万7000店、米国で約2万2000店のサンドイッチ店を展開するサブウェイは、店舗数では米国最大の外食チェーンとなっている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、サブウェイは、フランチャイズ加盟店を通じて積極的に新規店舗を拡大する戦略を長年にわたり続けてきた。売上高は2012年にはピークの180億ドルに達したが、その後は減少している。だが同社は2月、2022年は「記録的な年」となったとし、既存店売上高が2021年比で9.2%増、2020年比で29.1%増だったことを明らかにした。
(forbes.com 原文)