まず、自分から発するニオイで気になるものとして、「汗の臭い」が男性69.2%、女性が78.2%といずれもトップとなった。続いて男性は加齢臭で62.4%、口臭が52.0%と続くが、女性は口臭が58.4%、頭皮の臭いが41.8%となっている。調査の時期が夏場ということもあり、汗によるニオイが気になる人が増えたのかもしれないが、全体的に女性のほうが加齢臭を除き敏感になっている印象だ。
ニオイ対策のために何かしているかという問いには、1位が男女とも「歯を磨く」で男性60.1%、女性が74.0%。続いて、男性は「こまめに着替える」で25.7%、「入浴を増やす」が25.6%と続き、女性は「制汗剤、デオドラント剤」が49.6%、「汗拭きシート」が43.4%となっている。どちらも汗対策なのだが、女性はいつでもどこでも対策できる系で、男性の倍いることがわかった。
自分のニオイが気になる状況としては、「ほかの方と距離が近いとき」が男性56.0%、女性70.2%と圧倒的に多く、2位が「電車の中」が男性36.6%、女性が44.8%、3位は「エレベーターの中」が男性32.2%、女性は「運動後」が42.1%となっている。やはり距離が近くなる状況が気になるというのは当たり前だが、意外なのが「特に気になる状況はない」で男性が19.0%もいること。女性も11.0%いるがニオイに対して自信があるのか、匂いフェチなのか気になる。
一方、ほかの人のニオイで不快に感じるのは、1位が「口臭」で男性64.5%、女性72.5%だった。自分が気になるという汗の臭いは、女性は2位で69.8%だが、男性は3位の48.7%。面と向かって話をすると、やはり口臭は気になるところ。ただ、自分は歯磨きをして口臭対策をしている自信があるから、汗のほうが気になるのかもしれない。
こうしてみると、ニオイに対して敏感なのは女性のほうで、対策もするしほかの人のニオイも気になるよう。ニオイが不快に感じるのは同性なのか異性なのかという質問でも、男女ともに男性のほうが不快と感じている人が多く、男性はもう少しニオイに対して意識をしたほうがいいかもしれない。
出典:産経リサーチ&データ「ニオイについてのアンケート」より