こうした家族の死後の相続トラブルを解決すべく、ジギョナリーカンパニーは8月9日、デジタル資産継承サービス「akareco(アカレコ)」を開始した。利用料は月額495円(税込み)。開始1年間で3000人の利用を目指す。
ここでいう「デジタル資産」とは
・銀⾏、ネットバンクや仮想通貨の⼝座
・ネット⽣命保険や損害保険
・決済サービスのアカウント
・スマートフォン、ネットサービス、ECサイト等のログイン
などに関連する情報のことだ。
利用者は、情報継承する任意の1名と、継承したいデジタル資産の情報を登録。利用者が亡くなった時に、継承者が死亡診断書をアップロードし、akareco運営側が承認すると、デジタル資産の確認ができるようになる。
ジギョナリーカンパニーは、地方中小企業向けの経営支援事業も行なっている。市川航介CEOは、「多く経営者が事業承継やそれに伴う相続をどうするか考えています。複数の知り合いからも、相続の苦労や資産情報がまとまっていないことの悩みを聞く機会があり、本サービスの発案に至りました」と話す。