13日夜~14日未明に訪れるペルセウス座流星群の極大(ピーク)が間近に迫り、年に一度のこのイベントをどこで見るか、どうやって写真に撮ればいいかを考えている人も多い。
今年は(天候さえ良ければ)
ペルセウス座流星群の観察に適した年だ。極大時の月は輝面比がわずか8%と暗いため、月光が観測の邪魔となることはない。ただ観賞するだけでなく、写真を撮ってSNSに載せる良いチャンスにもなる。
以下に、今年のペルセウス座流星群を撮影する際の注意点を挙げる。
1.撮るべき瞬間を選ぶ
ペルセウス座流星群は8月中ずっと起きているが、撮影すべきなのは、極大を迎える13日夜から14日未明にかけてだ。特に午前2時前後は空が最も暗くなり、たくさんの流れ星が見える可能性が高い。
この前日と翌日も、出現確率は下がるものの挑戦する価値はある。必要なのは暗闇だけ。日が暮れたらカメラを構えよう。
2.三脚は必須
カメラを使うにせよ、iPhone向けアプリ「NightCap Camera」(「流星モード」がついている)といった長時間露光モードのある手動撮影アプリを使ってスマートフォンで撮影するにせよ、三脚が必要だ。三脚は、頑丈で安定しているものを選ぼう。スマートフォンを使う場合は、三脚に取り付けるためのアダプターもお忘れなく。
3.長時間露光を使う
絞り値をf1.8やf2.8に設定できる高速レンズとカメラを使うのが一番望ましいが、スマートフォンで「ナイトモード」などを使ってもよい。スマートフォンで長時間露光が可能なカメラアプリを使えば、スマホのカメラを実質的に手動制御することができる。NightCap Cameraでは、単に「流星モード」を選ぶだけで済む。
4.北東を狙う
流れ星は空のどこにでも現れる可能性があるが、流星が飛び出す中心となる放射点はペルセウス座の中にある。ペルセウス座は日没後、北東に現れ、夜が更けるにつれて高く昇って見やすくなる。