アイ・グリッド・ソリューションズが30億円調達【8月第1週資金調達まとめ】

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、8月1週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

クリーンエナジーコネクト

調達額:120億円
調達先:SBI新生銀行 / 脱炭素化支援機構
備考:SBI新生銀行によるプロジェクトファイナンス組成・グリーンローン、脱炭素化支援機構によるメザニンローンのプロジェクトファイナンス / 7月28日には31億8000万円の調達を発表

再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどの法人向けグリーン電力・ソリューション事業を行うスタートアップ。

同社は顧客が抱える再生可能エネルギーのさまざまな課題に向き合い、再生エネルギーのプロフェッショナルとしてその導入からコストを抑えた運用法にいたるまで、顧客の立場に寄り添った最適なソリューションのアドバイス、またはアレンジを提供している。

再生可能エネルギーの導入・調達の選択肢や顧客の方針等を踏まえて最適な手法の組み合わせを提案するコンサルティングや、新規非FIT再エネ発電所を顧客の自家消費用発電所に仕立て、電力会社の送配電線を介した自家消費スキームをアレンジするサービスも提供している。

2023年7月には、環境エネルギー投資、伊藤忠商事、関西電力を引受先とする第三者割当増資等により総額31億8000万円の資金調達を実施し、累計資金調達額は233億円となった。

今回の資金調達を通して、オフサイトコーポレートPPA用のNon-FIT低圧太陽光発電所の開発を進め、グリーン電力調達のニーズに応えるとともに、蓄電システムの活用やBEMSとの連携により再生可能エネルギー利用率向上に向けた取り組みを推進していく方針だ。

2023年8月には、SBI新生銀行および脱炭素化支援機構から、プロジェクトファイナンスにより総額120億円の資金調達を実施した。

調達した資金は、オフサイトコーポレートPPAを活用した合計69MW-DCのNon-FIT低圧太陽光発電所のポートフォリオにおけるプロジェクトコストに充当する予定だ。
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文=STARTUP DB

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