ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は8月7日、自身のニュースレター「Power On」の最新版で、アップルがiPhone 15の発表イベントを9月12日か13日に予定していると述べた。発売日は9月22日になるという。
「このタイミングは、アップルが9月末に終了する第4四半期に約1週間のiPhone 15の販売期間を確保することを意味する」とガーマンは述べた。このニュースは、リリース日の遅延に関する議論を終了させるものだ。
しかし、このニュースも、新モデルが品薄になるかもしれないという憶測は止められない。特にiPhone 15 Pro Maxは、その非常にスリムなベゼルと新たなペリスコピックカメラの問題により、生産の遅れに直面しているとの噂が絶えない。iPhone 15とiPhone 15 Plusに関しても製造が順風満帆というわけではなく、新たな48MPカメラが製造上の問題を引き起こしているという報告もある。
一方、ガーマンは、アップルにとって大きな問題が、スマートフォンの需要の減少や顧客の支出の鈍化であり「iPhone 15にとって厳しい状況」と表現している。彼はまた「アップルは2001年以来起こっていない、4四半期連続の売上の減少に見舞われる可能性がある」と指摘している。
このような状況が、iPhone 15シリーズを予定どおりにリリースするようアップルにプレッシャーを与えたかどうかは、まだ定かではない。このラインナップはすでに、これまでのリーク情報から予想される「平凡」なアップグレードと値上げに関して、業界関係者の批判を受けている。
しかし、いずれにせよ、デザインやカメラ、バッテリー、接続性のアップグレードが広く期待されているiPhone 15シリーズは、販売台数がどうであれ、競合他社を大きく上回る端末になることは確実だ。
(forbes.com 原文)