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2023.08.08 15:30

バークシャーの株価が最高値更新、営業利益が100億ドル突破

ウォーレン・バフェット(Photo by Alex Wong/Getty Images)

ウォーレン・バフェット(Photo by Alex Wong/Getty Images)

著名投資家ウォーレン・バフェットが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの株価は、8月7日のニューヨーク市場で取引時間中の最高値を更新した。株価の上昇は、5日に同社が発表した第2四半期の最終損益が、359億1200万ドル(約5兆1400億円)の黒字だったことに後押しされた。前年同期は436億2100万ドルの赤字だった。

バークシャーのクラスB株は7日の取引で3.6%以上も上昇して362.58ドルをつけ、2022年3月28日に記録した前回の高値を上回った。より高価なクラスA株も3.43%上昇して55万1920ドルで取引を終え、同じく最高値を更新した。

オマハに本社を置くバークシャーの株価の上昇は、同社の今年第2四半期の営業利益が100億ドルを突破し、前年同期の94億ドルから6.6%増加したことにも後押しされた。保険事業も好調で、傘下の自動車保険会社ガイコの経費削減に加え、保険会社アリゲニー買収の効果もあり、保険引き受け利益が74%増えて12億5000万ドルとなり、営業利益に寄与した。

さらに、債券市場の金利上昇を受けて、保険料および再保険料の運用益が24%増の23億7000万ドルに急増した。保険事業と投資収益の両方からの利益により、バークシャーは、貨物量の減少により減速したBNSF鉄道を含む他の事業部門からの収入の減少を相殺した。

バークシャーが2023年6月時点で保有する現金および短期国債の額は1470億ドルで、前四半期の1306億ドルから13%増加した。世界で5番目に裕福な人物であるバフェットの保有資産を、フォーブスは1215億ドルと推定している。

バフェットは現在もなお、1958年に3万1500ドルで購入したネブラスカ州オマハの家に住んでいる。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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