特に睡眠分野は解明されていることも少ないが故にエビデンスが多くなく、客観的な信頼性が玉石混交状態で、消費者が安心安全に商品を目的に応じて選ぶ基準が構築されていません。
この課題を解決するため、2020年に睡眠業界を代表する民間企業や専門家が集結して睡眠サービスコンソーシアムを立ち上げました。同団体が策定したガイドラインは、経済産業省の「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」を踏まえているとして、2022年11月に業界自主ガイドライン等リストに登録。2023年6月時点で、睡眠事業を手がける17社が加盟しています。
この団体の目的は、競合関係を超えて、あくまで消費者目線に立ち、安心して信頼できる商品を応じて正しく選べる基準をつくることです。民間企業の知見には限りがありますので、外部有識者として、法律の専門家、睡眠医療の専門家の協力も得て活動しています。
認定基準ができたのちには、基準を満たしている商品に対して認定ロゴマークの付与なども行っていく予定で、そのロゴマークが、消費者にとって「この商品は信頼できる」という認識や商品の購買の判断基準の1つになればと考えています。