宇宙

2023.08.03 18:00

スーパームーン、土星そしてペルセウス座流星群 8月に肉眼で見るべき天文現象

土星は2023年8月28日に年に一度の「衝」になる(NASA/JPL-Caltech/SSI)

3.夏の天の川

日時と方角:8月中いつでも、南の空で
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天の川銀河の輝ける中心は、北半球では4月から9月まで見ることが可能だが、人々が気づくのは概して8月だ。それは8月は夏休みであり、国立公園などの自然の地へ足を運び、夜空を横切る天の川アーチを初めて見る人が多いからだ。日が沈んで十分暗くなった後、南の空を見てほしい。天の川は肉眼で見ることができるが、双眼鏡で見る天の川銀河の密な星々は忘れられない体験になるだろう。

4.スーパー・ブルームーン

日時と方角:8月31日17時36分(東京)、東の空に昇る

2023年8月で2度目となる満月は、月が地球を公転する周期がカレンダーの1カ月より少し短いために起きる。2度の満月が同じ月に起きるためには、最初の満月が1日か2日に昇るだけでよく、今年の8月にそれは起きた。このため2番目の満月は、めったにないことを表す「once in a blue moon」から「blue moon(ブルームーン)」と呼ばれる。

今年8月のこの満月は、1年を通じて最も大きく最も明るい「スーパームーン」でもあるので、東の空に昇るところは見るべき価値がある。

5.土星が「衝」に

日時と方角:8月28日、東から昇り西に沈む
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年に一度、土星は(他の外惑星と同じく)太陽と地球のちょうど中間にくる。アマチュア天文家にとってそれは大切な夜だ。なぜならその夜と前後数週間は、土星が地球から見て100%輝いているからだ。そのため、2023年の8月後半と9月前半は土星の最も大きく最も明るい最高の姿を見る絶好のチャンスだ。ただし、土星の輪を見るためには小型の望遠鏡が必要だ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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