なぜ「脱肉食」が世界で広がっているのか?

田中友梨
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ベルリンの大学がお肉のメニューを削減

ドイツの首都・ベルリンの大学では、2021年秋学期から毎週月曜日の学食はお肉を使ったメニューを廃止し、代わりにヴィーガンやベジタリアンメニューが提供されている。

また、市内4つの大学が共同で、計34のカフェテリア・食堂より96%の肉メニューを消去することが決定した。

ドイツは全人口の約1割がベジタリアンといわれており、どちらも学生たちからの声を反映させたものとなっている。

ヘルシンキが公共イベントでのお肉の提供を禁止



フィンランドの首都・ヘルシンキは、2022年から公共イベントでのお肉の提供を止め、季節に応じた野菜、持続可能な方法で獲られた魚介類、フェアトレード製品のみを使用している。

宗教上、食生活上、アレルギー上の理由で制限のある人には、特別食を提供するそうだ。

また、使い捨てのカトラリーやペットボトル飲料などの使用も禁止し、環境保全に取り組んでいる。

私たちにできること

ベジタリアン・ヴィーガンは地球にも動物にもやさしいエシカルな食事スタイルだが、体質に合わない可能性もあるので、最初はフレキシタリアンから始めるのがおすすめだ。

フレキシタリアンとは、植物性食品を中心に食べつつも、ときには肉・魚も食べる柔軟なベジタリアンのことである。

近年は大豆ミートも普及しており、手軽に楽しめるのでぜひチャレンジしてみてほしい。

【参考】
・大和総研
https://www.dir.co.jp/report/research/economics/japan/20210203_022067.pdf
・観光庁
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001335459.pdf
・ロイター
https://jp.reuters.com/article/awards-oscars-food-idJPKBN1ZR09Z
・ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_608a49e9e4b046202703a726
・Yahoo!
https://article.yahoo.co.jp/detail/33c8a219fa552c99726413c4c7650ee57574c098
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f36abfe36cf33f74e5251a174219dfbe49f5b40
・TABI LABO
https://tabi-labo.com/301419/wt-canteens-meat-free
・Business Insider
https://www.businessinsider.jp/post-245600
・Kurzgesagt – In a Nutshell
https://www.youtube.com/watch?v=NxvQPzrg2Wg
・FAO
http://www.fao.org/news/story/en/item/197623/icode/
・AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3336993?page=2
・NIH
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26138004/


※この記事は、2022年4月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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