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2023.08.02

PlayStation 5、ブルーレイ以外でもドルビーアトモスに対応

Getty Images

PlayStation 5(PS5)ユーザーの多くが、一体いつ実現するのかと半ばあきらめつつ待ち望んでいた機能が、ついに実装された。何の予告や騒ぎもなく、PS5は最新のベータ版ソフトウェアアップデートでブルーレイや4Kブルーレイに限定されていたDolby Atmos(ドルビーアトモス)サウンドをそれ以外にも解放したのだ。

新しいドルビーアトモスのサポートは、一部の国で展開が始まったばかりの最新のPS5ベータファームウェアの一部で、これまでわかっている範囲では、ドルビーアトモスの機能をストリーミングアプリと、最もエキサイティングで予想外だがゲームの両方に拡張するようだ。

まずゲームの状況だが、PS5が新たにドルビーアトモスをサポートしたからといって、すべてのゲームにドルビーアトモスサウンドトラックが搭載されるわけではない。ソニーの最新のPlayStation blogの説明によると、ソニーが最新のコンソールの開発のために選んだTempest 3Dオーディオサウンドシステムは、サウンドバー、テレビ、ホームシアターアンプやレシーバーなどのドルビーアトモスオーディオデバイスのためのレンダリングを行う。ブログでは、このレンダリングプロセスがドルビーアトモスフォーマットに関連するオーバーヘッドチャンネルのサポートを含むことが確認されている。

PS5の最新ベータファームウェアアップデートにより、ドルビーアトモスサウンドのサポートが拡大された。

何年もの間、そのコンソールの独自のサウンドエンジンに大きな価値を置いてきたソニーが突如としてこの動きをしたことは驚きかもしれないが、より多くの人々が完全な3Dオーディオでゲームを楽しむのを容易にするものは何でも歓迎だ。特に私にとっては、最高のサラウンドサウンドヘッドホン体験でさえも、力強いサラウンドサウンドスピーカーシステムの臨場感を超えることはできない。

アプリに対するドルビーアトモスサポートは、ネットフリックスやDisney+などのビデオストリーミングサービスが、すでに彼らが提供する数多くの番組や映画で利用可能なドルビーアトモスサウンドトラックをサポートできるように、PS5アプリを更新する可能性があることを意味する。
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翻訳=酒匂寛

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