食&酒

2023.08.07

味も経営手法も魅力的な「玉子屋」の日替わり弁当 日能研関東 小嶋隆の推しメシ

日能研関東 小嶋隆の推しメシ「玉子屋」の弁当(写真はチキンソテーオニオンドレッシング)

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか?彼らの「パワーフード」から探るシリーズ。

今回は、日能研関東の代表取締役である小嶋隆さん。成城大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に入社。三和総合研究所に出向し、コンサルティング業務に従事する。2006年より現職に就任。自らも中学受験の経験者として、多くの人にまだまだ知られていない私立中学の魅力を発信することを使命とし、中学受験学習塾の日能研を経営するほか、学習教材のガウディアや個別指導家庭教師のユリウス、私立学校のコンサルティング、教員研修、人材派遣事業などを展開している。

そんな小嶋さんには、初めて食べた時、その美味しさに後頭部をハンマーで殴られたような衝撃を受けた食べ物がある。

「家系ラーメンを初めて味わった時、今まで食べていたラーメンは何だったんだ?と思いながら、一滴のスープも残さずに完食しました。横浜生まれ横浜育ちの私の血液の半分は、家系ラーメンのスープであることは、間違いありません(笑)」

そう豪語する小嶋代表の「推しメシ」は、意外にも?健康的な弁当。

「ほとんど毎日、ランチで食べている『玉子屋』の日替わり弁当に、胃袋を鷲掴みにされています。赤いお弁当箱に色々なおかずが日替わりで入っていて、目でも舌でも楽しめます。そして、何より美味しいのが白米!しかも500円とコスパも最高なので、言うことなしです」(小嶋さん)

「玉子屋」は、東京都と神奈川県の一部でお弁当のデリバリーを行っている会社。都内の友人から「玉子屋」の日替わり弁当の評判は聞いていたものの、日能研関東の本社がある横浜地区は配達区域外だった。そのため、いよいよ配達がスタートすると聞きつけた時には、すぐに注文したという。

「優れたサプライチェーンマネジメントによって一日最大7万食を配達し、サラリーマンの胃袋とお財布の味方であるばかりか、いわゆる悪ガキを積極的に採用するなど、経営手法もユニークです。同社は多数のメディアに取り上げられ、米国スタンフォード大学の教材にも採用されているので、同じ経営者として興味深いですね」(小嶋さん)
玉子屋の配達車。車体には同社の2.5等身キャラクター「ピヨちゃん」が描かれている

玉子屋の配達車。車体には同社の2.5等身キャラクター「ピヨちゃん」が描かれている


現在はバランスの良いランチを摂っている小嶋さんも、おふくろの味ならぬ幼少期の思い出の味は、ケンタッキー・フライドチキンだそう。

「1960年後半から1970年初旬は、ファーストフードが次々と上陸した時代。その中でとりわけ夢中になって食べたのが、ケンタッキーでした。母が作ってくれる唐揚げが大好きだったのですが、それを上回るボリューム感と旨味たっぷりのスパイスに、すっかり魅了されてしまいました。多い時は、10ピース以上食べ続けた記憶も。特に皮の部分が好きで、『皮だけ売ってくれないかなぁ』と思っていました(笑)」と、楽しいエピソードも披露してくれた。

お弁当の玉子屋
住所 大田区中央8-44-7
TEL 03-3754-6167

文=中村麻美

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